should は shall の過去形なのですが
「~すべき、~のはず」という意味を持ち
shall とはかなり異なる意味を持ちます
なぜでしょう?
shall は shall I(we) ? のように質問文では
「~しましょうか?」という意味を持ちますが
肯定文(説明文)で使われると
I shall return. 「私は必ず戻る(神の意志によって)」(マッカーサー)
We shall overcome.「何があっても我々は勝利する運命にある」(公民権運動)
と、「神の命令や運命によって必ずこうなることになっている」
ような強い未来予測(99%くらい)を表現しています
それが過去形 should になると気持ちが控えめになります(仮定法の一種)
そして未来予測が弱めになり「一般的にはこうなるよね」となり
「そうなるはずだよね」「そうなるべきだよね」と変化
そうして「~すべき、~のはず」という使い方になりました
You should go to bed. 寝るべきだ
It should be OK. きっと大丈夫なはず
If anyone should call me, 「もし万が一、だれかが私に電話してきたら。。。」
このような「万が一」はどうでしょうか?
I shall return. は「わたしは99%必ず戻る」
If I should return, は仮定法過去で現実と真逆になりますから
99%あり得ないんだけど、残り1%くらいの確率で
「万が一わたしが戻るようなことがもしあれば。。。」
というわけで「万が一」の should が使われるのです
例外として、例えば就職の面接試験で
If you should join our company, ... と尋ねられたら
「万が一」というニュアンスは消え
「もし弊社に入社したら。。。」くらいの
より軽い意味で使われていると解釈できます
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